IdeaFragment2なしでは生きていけない

何か新しいことを考えたり、どこかで話す内容を考えたり、というとき、IdeaFragment2というソフトをフルに利用している。IdeaFragment2は、KJ法をパソコンの画面上で実現するしくみだ。(KJ法についての説明は省略…)


私のやり方はこうだ。


まず、テキストエディタ(私の場合はWZ。Wordなどでも別段かまわない)で、テーマについて、キーワードや短いキーセンテンスを書く。1行に1項目。必要ならば、少し長いセンテンスも可とする。このキーワード書きが大事なポイントで、ここをじっくり行う。つまり、焦っていろいろ書かないこと。私の場合、いくつかキーワードを書いたあと、寝かせておいて、また思いついたときにキーワードを加える、などのやり方をとっている。「こういう方向からの考えも必要だよな。それをキーワードにすると、こうなるかな」といったぐあい。


そして集まったキーワード群を、コピーし、その上で、IndeaFragment2を立ち上げて、「編集」-「クリップボードから新規」。これで、考えたキーワード群がIdeaFragment上のカードとして現れる。ただし、「クリップボードから新規」だけでは、それらのカードが重なって現れるので、全部のカードを選択した上で、「編集」-「展開」すると、それらのカードが、きれいに並んで現れる。


その上で、カード群を、並び替える。この作業は、私のノートパソコンの画面(1024×768)では狭いので、デスクトップパソコンの大きな画面(1280×1024)で行うことにしている。この作業は少々集中力のいる作業だ。並び替える中で、たいてい、カード(IdeaFragment2では「断片」と呼ぶ)をいくつか付け加えることになる。


うまくいけばこれで話の筋ができる。


話の筋ができる、というのをどう考えればよいか、なかなかおもしろいところだ。話の筋は元々あったのか。あるいは、考えているうちにうまくできてくるのか。あるいは、話の筋ができるのではなく、できちゃったものが話の筋になってしまうのか。


できた図を印刷し(本当はA3に印刷できればいいのだけれど、A4のプリンタしかもっていないので、それに印刷。必要ならば、A3に拡大コピーする)、それを眺めながら、改めていろいろ考え、赤を入れたり、枠を作り直したりする。そうして、またパソコン上でIdeaFragment2をいじる。


発表がPowerPointの場合は、こうやって暫定的にできたIdeaFragment2の図を見ながら、その筋に従ってPowerPointを作る。


というようなやり方で、この1ヶ月で3本の報告をなんとか乗り切ろうとしている。