ベロタクシー初乗車

東南アジアでとってもここちよい自転車タクシー。インドネシアでは「ベチャ」。フィリピンでは「トライシクル」。あれ、日本でもあると便利だな、といつも思っていた。


と思っていたら、登場した。NPO法人環境共生都市推進協会が運営していて、全国20ヶ所近くで運営しているらしい。札幌はエコ・モビリティ サッポロというグループがやっているらしい。


札幌に登場したと新聞で見ていたが、実際に見るのは初めて。さっそく乗ってみた。


札幌の大通から札幌駅まで。「350円か400円ですね」というので、「じゃあ350円で」と交渉成立。ドイツ製のベロタクシーに乗る。なかなかよくできた乗り物だ。ドイツから1台輸入するのに150万円くらいだという。


ビルの谷間を走ったので、外を走るというさわやかさは半減だが、それでも十分心地よい。


しばし運転手のおにいさんと談笑。「冬どうするの?」と聞いたら、「私は冬は沖縄で操業しようと思っているんです」と。なるほど。


乗っているときには気がつかなかったが、ホームページを見ると、車体に広告を載せていて、その広告収入も大きいようだ。


これによる収入が運転手さんにどのくらい入るのかわからない。決して多くはないかもしれないが、そのくらいの収入で快適にすごせる社会であってほしいものだ。


利用者として値段が少々高いのはしょうがない(初乗り「1人」300円)。こんな乗り物で街があふれたら、すてきだ。