村井吉敬さん、内海愛子さん、森本孝さん、福家洋介さん、藤林泰さん、門田修さんら20名強の仲間たちと「新妻昭夫さんを送る会」を早稲田大学にて開く。1988年、1998年、そして2008年の新妻さんの映像を見ながら、みんなで思い出話。新妻さんが逝くのがあまりに唐突だったから、思い出話というより、すぐそこにいて隠れている新妻さんについてみんなで笑いながら話している、という感じ。みんなの思い出話は、インドネシアの旅での話（新妻さんは実にいろいろな人と組んで旅をしたのだ。私は3度一緒した）、そして飲み屋での話が多い。恵泉女学園大学の元教え子は、新妻さんの講義について「話している方が本当に楽しそうで、その楽しそうに話すのが楽しかった」と。歩く人、話す人（話はいつもうまかった）、そして書く人（文章が本当にうまかった）だった。もっと話したかった、もっと書きたかっただろうに。お連れ合いの山下恵子さんによると、ナメクジ研究も進めていて、その本のタイトルまで決まっていたという。