映画「こつなぎ」

昨日(2011/2/8)、フェアトレードレストラン「みんたる」で「こつなぎ」上映会。おかげさまで盛況。企画・制作者の菊地文代さんがわざわざ東京からいらっしゃり、交流することもできた。80歳を迎える菊地さんのかくしゃくたる姿勢とまっすぐな思いに、僕はただただ感銘を受けた。


学生時代、小繋にかかわっていたというHさん(70歳、女性)も参加。当時の思い、そして村人たちとの出会いの衝撃について、その思いを聞くことができた。


映画「こつなぎ」は、3人のジャーナリストが長年撮ってきたフィルム、写真、記録を再構成して作られたもの。小繋裁判の歴史を軸に、今と歴史を巧みに耕作させた映画。菊地文代さんは「この映画を作ることで、その3人が記録してきたものを後生につなげられる」、と。


若い参加者は、「もっと村の暮らしや運動にかかわった人たちの思想を前面に出してほしかった」と。僕も少しそういう感想をもったが、それも2011年現在から見た思い。当時の思いの再現としては、必然的にこの映画の構成になるだろう。


それにしても、昭和30年代の生活の記録は貴重。膨大に残された記録を、いろいろな形で再構成できないものか。