震災ボランティア派遣報告メモ

北海道大学の学生たちを震災ボランティアに派遣する試みを始めたので、経緯をメモしておきます。


私たちは2004年より宮城県北上町(現石巻市北上町)で環境社会学的な調査をつづけている。その調査地が今回大きな津波の被害を受けた。いろいろあって6月に初めて現地を訪れ、その惨状を目にした。


たまたま石巻市に旧知のNPO法人であるPARCIC(http://www.parcic.org/)が支援活動に入っていることを知った。酪農学園大学(北海道江別市)がボランティアに入っていた。(酪農学園の支援活動についてはホームページに詳細が報告されています。http://www.rakuno.ac.jp/


PARCICと話して、北海道大学からも学生ボランティアを派遣することを考えた。同僚の櫻井義秀さんにその話をすると、文学部としての取り組みにしようということになった。募金を集めてボランティアの学生の旅費分を支援しようということに。櫻井さんがその方を受け持ち、私が派遣業務を行うという分担。


7月に先遣隊として学生・院生2名に行ってもらい、それをもとに7月13日に学内で説明会を開くと、予想を上回る約60名の学生が集まった。


一緒に石巻に行った法政大学の西城戸誠さんも学生ボランティア派遣を始めたので、日程がかち合わないように調整。8月から9月にかけて、法政大学からの派遣がある8月の2週間を除いて、毎週6名程度の学生を派遣することになった。(酪農学園大学からのボランティアはすでに終了)


Gmailにアカウントを作り、メールで応募を受けつける。ロジをボランティアで手伝ってくれる学生(池田梨子さん、田村みゆきさん)が現れたので、メールへの返信する役割、それを表にまとめる役割を担ってもらった。先遣隊に行った院生の高崎優子さんも、PARCICとのやりとりのほとんどと学生とのやりとりの一部を担ってくれた。ロジの私たちはGmailおよびグーグル・ドキュメントで情報共有(これはなかなかうまくいった)。ポスターも別の大学院生にボランティアで作ってもらった(杉本正太君)。


8月初旬に一人、今週金曜日から2人、その次の週からは毎週6名程度の学生が行く予定。


学生ボランティアとは別に、PARCICとともに、旧北上町十三浜の漁業復興支援にも乗り出すことに。来週その調査も兼ねて再び現地を訪れます。


以上、中間報告のメモでした。