ドイツ再生可能エネルギー視察の旅(2)

ドイツ再生エネルギー視察の旅。本日はdeENet(分散型エネルギー技術ネットワーク、カッセル)(http://www.deenet.org/)を訪れ、Dr. Peter Moserおよび研究員の女性たち2人と会う。


deENetが政府からの委託で進めている「100%エネルギー自立地域」の話が中心。「100%」と言っても、単純な需給の話ではなく、いろいろな基準を総合的に評価して「100%エネルギー自立地域」を認定している。


すでに80の地域がこれを達成し、さらに49の地域が「スターター地域」。合わせて国土の28%、人口の19%をカバーするに至った。とくに福島事故のあと、「100%エネルギー自立地域」を目指す地域が急増した、と。


そして話は、昨日の世界風力発電協会と同じく、"community power"の話に。


さらに、研究員の女性2人は若い人たちだったので、若い人の意識について聞いてみた。「原発に賛成の人ももちろんいる。原発についてはまだ論争がある」。ただ世代に限らず、再生可能エネルギーについては多くの国民が総論賛成。ただし、自分の家計との話になると、少し微妙になる、と。